祝！！アメブロよりお引っ越ししました！

またまた空いてしまったのは、黙々と移行作業に取り掛かっていたからなのです。

iphone等、携帯で見ている方には『なんだかシンプルになったなぁ～』と思われてしまいそうですが、パソコン版では良い感じです♪

パソコンで見ないと上手く表示はされませんが、携帯版の一番下の『Desktop』ボタンよりパソコン版に切り替えられるようになっているので、是非一度覗いてみてください。

ヘッダー部分の写真はランダムです。

携帯版の方も徐々に変えていけたらいいなと思っています。

未来あるトリマーさんがもっともっと海外に出て行かれるよう願いを込めて『global-dog-groomers』のドメイン指定を取りました♪

私のブログの読者様は６～７割ブックマークから来ていただいてるそうなので、お手数ですがこちらを新しく登録して頂けると嬉しいです。

さてNewブログ移行記念のこの初回

お送りするのは『私VSイタリア人のおばちゃま』です。

最初に言っておきますが、悪口を言いたいわけではなくて、こういう人もいるんだなぁ～ぐらいで読んでください笑

先日、その日の一番最後の１８時予約であった、そのおばちゃま

愛犬ヨーキーのみーちゃん（仮）を連れて予約時間より２０分早く到着。

私はそのとき他の子のグルーミング真っ最中。

（ちなみにそのときはトリマー私１人）

あっ早く来たんだなぁ～ぐらいしか思っていなかった。

１０分後…

ショップスタッフの人が私のもとへ困り顔でやってきて

『あとどれぐらいで始められそう？』と…

このとき１８時予約の１０分前

１７：５０

『えっ？予約は１８時だよね？？あと５～１０分で今やってる子、終わるけど…』

そう、もちろん時間通り

ちなみにこういう簡単なやり取りはショップスタッフの人とイタリア語会話でなんとなく単語並べてわかるんだけど

お客さんは私がイタリア語わからないなんて、もちろん知らないから、基本無駄にお客さんとは喋らない笑

なのでその１８時予約のおばちゃまがどんな人なのかこの時点ではわからなかった。

グルーミングルームをしきりに行ったり来たりするおばちゃまがいるなぁと視界に入ってたぐらいで…

さて１８時ぴったり

『ちゃおー。今日シャンプーね。』から始まりいつもどおりシャンプーベーシックして終わるはずであった。

が、しかし…

おばちゃまはずいずいとグルーミングルームに入ってきた。

５０～６０代のとても大柄なせっかちで気難しい雰囲気のおばちゃま

例えていうならワンピースに出てきたバロックワークスのミス・メリークリスマス！

（基本お客さんはグルーミングルームにもちろん入れない）

２０分も待たせて！というような感じで入ってくるやいなや、嫌なため息をつくおばちゃま

い、いやっ時間通りなんですけど…！

そして険しい態度で『アテンツィオーネ』英語でいうアテンション

まぁ気をつけろということから始まり

『！＠＃＃＄＆％＊（＊＆！』

と一気に話し出した。

もちろん詳細は全然わからない汗

けど『よく洗って』ということはわかったから

『２回シャンプーちゃんとするから』と言いみーちゃんを受け取り、バスタブに入れようとした。

が、しかし、おばちゃまは出て行くどころか

『バスタブが汚いわ！何この毛！』

と言わんばかりにまくしたて、私が抱っこしていたみーちゃんを取り返そうとした。

いや実際バスタブにそりゃ他の子の抜け毛ってちょっとぐらい残ってるときもあるよ…

流せばいいじゃない流せば…

抱っこしたまま、シャワーの水を出してバスタブを洗い流そうとしたら

『私が抱っこしておくから！！』と結局みーちゃんを私の腕から取り…

『細かいなぁ…汗』と思いながらも、『はいこれで綺麗になったよ』とみーちゃんをバスタブの中に入れた。

シャンプーをつける前にお湯で全身をまずすすぐ。

ようやくシャンプースタート！と思いきや

今度は『シャンプーするとき耳にコットンいれないの！？ねぇコットン！』

これは『オレッキエ』＝耳、『コットーネ』＝コットンという単語だけ聞き取れたので、コットンのこと言ってるのかと理解できた。

が、もういちいち進まない。

『コットンはドライヤーかけるときにいつも入れてるから』となんとなく伝えても

『ダメよ！コットン！コットン入れて！！』と言ってくる。。。

そこまで言われるなら仕方ないのでコットンを持ってきてちぎる。

と今度は、

『でっかいわ！でっかい！もっとちっちゃくちっちゃく！！』と私が持っていたコットンを奪い取り、みーちゃんの耳に入れだした。

さすがの私もこれには、イラッッ。。。笑

『グランデ』＝大きい　『ピッコロ』＝小さい

（イタリア語は男性女性名詞で形容詞の末尾も変わるので、男の子にはピッコロと使い、女の子にはピッコラと使ったり。）

そしてシャンプースタート。

１回目は大体ざーっとしか洗わないんだけど、また何か言われるのも嫌なので念入りにシャンプー。そしてすすぎ。

にもかかわらず、おばちゃまは『お腹の下ちゃんと洗った！？』という。

『２回洗うから！２回！』

常に私とおばちゃまの距離は３０センチ。

超至近距離。

いやこれ普通ありえないよ。この状況。

そしてその後何も言われることはなく、やっとこさ２回シャンプー終了。

もちろんまだまだひよっこだけど、私だって何千頭ってワンコのシャンプーしてきてるんだから手つき自体の文句はいわれない。

そしてドライスタート。

使ってる水飛ばしのエアホースの威力が強すぎるので

『こんな強いの、この子が怖がるじゃない！！』と言われそうだなぁ、どうしようかなぁと思っていたら

ちょうどそこへ、おばちゃまに電話が！

始めは威力を弱く、スタンドドライヤーも一緒にかけてちまちまドライをしてたんだけど、それでは全然乾かない。

『ブラシは使わないの！？』とまた口出してくるし

（トリマーさんそれぞれやり方はありますが、この時点ではうちは何のブラシも使わない）

電話に出るためおばちゃまが出て行ったその隙に、ちょっとばかし威力をあげ猛ダッシュでドライ！！！

約５分後、顔は湿ってたけど、ほぼドライ完了

ちょうどそのときおばちゃまが戻ってきた。

私はすかさず『そっちで（グルーミングルームの外で）待っててください！』と言った。

『アスペッタ（待ってて）

くわぁっ！！（そこで）

ペルファボーレ！！！（お願いします！！！）』

くわぁっ！を強調したよ私

くわぁっ！！って。

が、しかし…

おばちゃま『わかったわかった待つから』とぼそっと言ったにもかかわらず

またずいずいグルーミングルームの扉を開けて中に入ってきたぁ！！

ぬぉおおぉぉぉぉおぉおお…！！

テーブルにみーちゃんを乗せて、最終の簡単なドライをしていたら、またもや毛玉についてぶーぶーと。

このみーちゃん、ヨーキーのバリバリのロングヘアーだったから、そりゃもちろんもつれはあるよね

『いや、あとで取るから…』

テーブルの横でひたすら仁王立ちして、私がやることを見ているおばちゃま

丁寧に丁寧に仕上げドライをしたので文句はなくドライ終了。

耳に入れていたコットンを取り、耳の中をチェック。

ん～耳毛少しだけ生えてるなぁと思った瞬間、

おばちゃまは私の手を振りほどき、自らみーちゃんの耳毛をむしりとろうとするではないかっ！

もぉぉおおぉーーーーーっ！！

見てるのはいいけど、仕事の邪魔はせんといてくれぇーーー！！怒

耳掃除をし、爪を切り、

毛玉取りとブラッシング。

それもいちいち『この毛玉はあーだこーだ』

私が前足１本あげて、胸やお腹周りのブラッシングをしてる最中もみーちゃんを無駄に抱っこして支えようとしたり、

テーブルに置いて使っていたブラシや毛玉取りの道具をいちいち端っこに寄せたり

あなた様のそのお手々がほんとーにほんとーに邪魔だってわかりませんかーーーーっ！？

後半おばちゃまがずっとなにやらぶつぶつ言ってたのは完全スルー笑

みーちゃんはいい子だったのに、ちょっとでもよたっとなったり、嫌がるそぶりをみせようものなら

『スタイ フェルマ！！！（じっとしてなさいみたいな）』って何度も大声でどなったり…

もちろん至近距離３０センチ。

やっと最終仕上げの足周りのカットも

私がジャキっと１回切るごとに

『すぅぃぃぃ』とか『くぁっっ』とか声をあげ

しかもはさみ入れて切ってテーブルに落ちた毛を

１回

１回

つまんで取って

隣に置いてあるゴミ箱に捨てる！！！

だからっ

手がっっ手が邪魔だってっっ！！！

言葉がわからなぃぃぃ自分が悔しいぃぃっ。

開始から４５分後

終始、内心イライラはしたものの、おばちゃまはいないものと考えて、とにかく丁寧に丁寧に仕上げをして、穏やかにグルーミング終了。

最後。

『ここ目の周りは切る？』と聞くと『もういいわ』と。

『香水は？』　『いらない』。

みーちゃんに『グラッツェ（ありがとう）』ってこそっと言った。

おばちゃまは何か言うだろうかと様子を伺ってみたら

案の定

『ありがとう』も『さようなら』も一言も言わず、みーちゃんを連れてそのまま帰っていった。

あんぐりしたけど

なんとなく予想はついていた。

あぁぁ本当に歴代残るツワモノだったよおばちゃまよー！！！！！

ショップスタッフの女の子に『ちょっとあの飼い主さん…』と、もちろんイタリア語で詳細なんて全然説明できなかったけど、なんとなく伝えたら、

『Si！！（Yes）、クレイジー！！（←彼女この英単語だけ知っていた笑）』とわかってみたいだ。。。

 

次回は、飛ばしてしまったドイツ・ミュンヘン編の続きをもう少し書きます。

ストレスではげるよ。

すぅぃぃぃぃぃ！