まだ南米ペルーの首都リマで覗いてきたトリミングサロンの写真アップしてないんですが

今日はちょっと書きたいことを書きます。

先日NYで一緒に働いていたロシア人の子と久しぶりにメールのやり取りをしました。

日本でトリマーとして働いてみたい！お給料はどれぐらいなの？と聞くので、一般的なお給料の現状を説明しました。

そして私の今、週２日だけ短期で行ってるサロンでの時給も話をしました。

彼女はショックだと言いました。

そんな少ないお給料でどうやって生き延びて、今回中南米旅もしてきたのかと。
何よりがつんと来たのはThis business makes a lot of moneyという言葉です。

そもそもその考え方からまず違うのですね。

私はきっと経験年数から考えて日本で働くよりも多くお給料をもらってきたと思います。

しかし彼女はさらに上です。

ここ５年1日２万ちょい＋チップを、７年前でさえ1万５千円＋チップを貰って来たそうです。

ドル価値が下がっている今でさえこの円価値です。
彼女はスピード速い上にたしかにかなり上手でした。

他の人よりはレベル高いのは明らかでしたが、私と年齢はさほど変わらない一グルーマー。

NYでのお給料が高いことも知っていましたが改めて私もショックを受けました。

彼女は以前も日本人が持っている技術の高さ、仕事の繊細さについて話してくれたことがありましたが、それゆえバックの少なさにショックを隠しきれない様子が文章からも伝わってきました。
何だかやりきれなくなりました。

それがわかっていたので、もっともっと色んな道を知って欲しいという願いも込めて、今回海外のグルーミング事情についてお話させて頂く機会を設けていたのですが、改めて実感しました。

彼女の意見『Ｍａｉは１日少なくても１万７千円はもらうべきだ』、それは日本のトリマーさんに対する言葉そのままです。
この違いは何か…それはわかっていますが、日本の美徳意識、固まったものを変えるのは非常に困難です。

スピードトリミングの改革を導入する方向で、今後何か変えていけるものがあれば…

もっともっと犬たちに、トリマーさんに優しい環境になることを願わずにはいられません。